静かな暗闇の中に溶けいってしまいそうな感覚に、
ふいに目に入ってくるものが自分と同期したように感じていた。
つくられた光があたりを照らし、昼間とはなにか違うイメージが現れる。
夜の街を歩き、様々なものを撮るうちに、
レンズを通して経験した日常の記憶とは違う、空っぽのリアルが現れる。
その幻のような光景にその幻のような光景に切り取られた面や線、形は元のまとまりを失い、
バラバラになることを繋ぎ止めている「何か」が、
写真のリアリティを問いかける

藤崎陽一
プロフィール
1980 鹿児島生まれ
2002 革職人として活動
2016 瀬戸正人氏　ワークショップに参加

写真展　　
2018「LIGHT」Place M
2018「MONUMENT」Nikon Salon
2020「＝ X」Red Photo Gallery
2021「擬態SUMMON」Place M